検査内容に関するご質問
Q.
尿検査では何を調べるのですか?

A.
尿中の蛋白・糖・潜血の有無などによって、体の基本情報を探る検査です。主に腎臓や膀胱の異常、糖尿病、肝臓病などを発見する手がかりとなります。しかし、発熱時や運動後に尿蛋白が出たり、甘い物を食べた後に一過性に尿糖が出ることもあります。一回の検査で判断せずに、尿検査で異常が出たら必ず再検査をお受けください。
Q.
便潜血二日法について

A.
現在の便潜血の検査は従来の方法に比べ、食物の影響が少ないため食事制限など殆どなく精度が高くなりましたが、ポリープなどから出る血液は微量のため、採便する部位や出血が無かった時に採便した場合など、一日法では巧く血液の混じった部分を拾いきれない場合があります。これを二日に分けて検査することにより、より精度の高い検査を行うことができます。一日の採便でも検査は可能ですが、二日法の便潜血検査を受けられる場合は、なるべく二日間採取されますようお願い致します。
Q.
X線間接撮影と直接撮影の違いを教えてください。

A.
間接撮影は、X線により発生した蛍光像をカメラで間接的に撮影し、それを縮小して小サイズのフィルムに記録する方法で、集団検診などでよく用いられます。それに対して、直接撮影はX線で直接撮影し、実物大に近い状態で記録するものです。
Q.
腫瘍マーカーについて教えてください。

A.
がんの早期発見のための手軽な検査です。がん細胞が生み出す特殊な物質(腫瘍マーカー)を血液中から見つけ出すことで、がんの可能性を知ることができます。ただし、偽陽性、つまりがん以外の病気や喫煙などでも陽性になることがあります。その場合、数種類のマーカーを併用することが必要です。
Q.
骨密度検査とはどんな検査ですか?

A.
骨粗しょう症の検査で、骨のカルシウム量「骨量」を調べます。当ドックの検査では、超音波で骨量を測定し、同年代の平均値を比較します。特に女性は閉経前後 を境に骨量が急激に低下しますので、チェックが必要です。
Q.
眼底検査は眼の病気を見つける検査ですか?

A.
白内障などの眼の病気だけでなく、眼底の血管の状態から高血圧や動脈硬化の進行度や糖尿病による網膜変化なども見ています。